高知空港から車を走らせること約20分。まず向かったのは、長宗我部氏の居城であり、四国を代表する戦国期城郭の一つ、国史跡 岡豊城跡です。
高知県立歴史民俗資料館の前に立つ、雄々しい長宗我部元親像。その背後にある階段から、いよいよ散策をスタートします。四国統一の野望が芽吹いたこの場所には、今も往時を物語る遺構が大切に遺されており、歩を進めるにつれ期待が高まります!
どっぷり長宗我部元親旅①
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岡豊城跡
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遊歩道を登り、まずは「二ノ段」へ。ここから眺める東の景色は、土佐の中でもひときわ美しく豊かだったことから「土佐のまほろば」と呼ばれていたそうです。
二ノ段から城の中心部である「詰」の間には、敵の侵入を足止めするための「堀切」や、当時の生活を支えた井戸跡が遺されています。また、かつて建物が建っていた場所には、柱を支えた「礎石」も残っています。
そして、岡豊山の山頂に位置する「詰(後の城の本丸にあたる)」に到着。南に目を向けると、遠く太平洋の水平線までを一望できる絶景が待っていました。ここにはかつて2層以上の建物があったことが分かっており、天正3年(1575年)の年号が刻まれた瓦も出土しています。まさにここが、長宗我部氏の権威の象徴だった場所なのです。
詰を取り囲むように配置された「三ノ段」でも建物跡が確認されており、生活の跡を示す土鍋や石臼などが出土しています。
また、城の出入り口にあたる「虎口(こぐち)」や、斜面を切り裂くように掘られ、横方向の移動を遮る「堅堀」など、防御の知恵が随所に見られます。
堀や土塁、そして山頂から見渡す高知の景色。元親公と同じ視点に立ってみることで、教科書では味わえない歴史の奥行きに触れることができました。
高知県立歴史民俗資料館
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城跡を巡り、当時の空気を肌で感じた後は、高知県立歴史民俗資料館へと向かいます。ここは、長宗我部ファンなら必ず訪れたい「聖地」!
早速「長宗我部展示室」へ。中央には、阿波・中富川合戦前夜の長宗我部軍本陣の様子が再現されており、長宗我部氏の家紋「七鳩酢草(ななつかたばみ)」がはためく中、武将気分で記念撮影を楽しむことができます。
四国進攻時に発揮した外交手腕を示す資料や、元親のサイン(花押)、そして元親所用と伝わる「黒漆塗十二間突盔形兜」(写真中央)など、詳しい解説を添えた展示からは勇猛な武将の素顔が垣間見えた気がしました。
後半の展示からは、信長や秀吉といった中央の巨大な権力に翻弄され、元親が苦悩する様子がうかがえます。四国征伐の後、土佐一国を許されるきっかけとなった重要な文書「羽柴秀長覚書」や、戸次川の戦いで命を落とした最愛の長男・信親所用の甲冑(写真中央)。これらを間近に目にすると、一族の栄枯盛衰の切なさが胸に迫ります。
展示を観賞した後は、ショップに立ち寄りました。長宗我部氏のオリジナルグッズが充実しており、ファンにはたまらないラインナップなんです!人気の御城印と家紋が入ったオリジナルバインダーは必見です!
居酒屋 べんべん
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歴史のロマンにどっぷりと浸った1日の締めくくりは、南国市が誇る最高のご当地グルメを味わいに「居酒屋 べんべん」へ。坂本龍馬が最期に食べようとしたことでも有名な、ブランド軍鶏「ごめんケンカシャモ」を堪能します。
煮え立つ鍋から漂う濃厚な出汁の香りと、鍋いっぱいの旬野菜。ギュッと引き締まったシャモの肉質は、驚くほどの弾力です! 噛めば噛むほど、凝縮された旨味が口の中いっぱいに溢れ出します。
この力強い食感と、噛むたびに深まる奥深い味わいは、一度食べると忘れられないほどのインパクト。シャモの出汁をたっぷり吸った野菜の甘みも楽しみながら、最後の一滴まで箸が止まりませんでした!
パン工房 フォンティーヌ
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ぜひ立ち寄ってほしいのが、地元スーパー「サンシャイン カルディア」内にある「パン工房 フォンティーヌ」です。ここは地元の食材にこだわったパン作りで知られる人気店なんです。
おすすめは「米粉シャモカレーパン」(3日前までに要予約)。 なんと、生地には南国市産の米粉を使用し、具材にはあの「ごめんケンカシャモ」と、南国市特産の「シシトウ」が丸ごと一本入っているという、なんとも贅沢な一品なんです。
米粉生地ならではの「さっくり、もっちり」とした食感で、中には程よい辛さのゴロゴロカレー!シャモとシシトウの食感と味わいも絶妙で、まさに大満足でした。旅の合間にぴったりの、おすすめパワーフードです。
もし予約をしていなくても、米粉カレーパンを味わうことができますよ。
✏️米粉シャモカレーパンは3日前までに電話予約が必要です。
パン工房 フォンティーヌ
電話:088-864-1987(9:00〜21:00)
1日目は、岡豊で彼が見た景色をなぞり、資料館でその数奇な運命を辿り、元親公の故郷を感じる密度の濃い行程となりました。明日は元親公が最後にたどり着いた終焉の地、そして太平洋を望む高知市浦戸エリアを訪ねます🚙
翌日の記事はこちら どっぷり長宗我部元親旅②



