-
「また来週ね!」その言葉が嬉しかった。
高知市で毎週日曜の朝に開かれる「日曜市」には、
県内外からたくさんのお客さんが訪れる。
なんと300年以上も前から続いているという。
季節の果物と野菜がカラフルに並ぶ店舗で
買い物すると、「おまけよ」とみかんを3つ入れてくれた。
この街路市の醍醐味は、生産者と直接話せること。
それに、一度来ただけで、常連になれること。
ちょっと立ち寄っただけのつもりだったけど、
また来週も来ようかな。 -
「3,000万年前の地層に、3分で着きます」その言葉に驚いた。
「室戸岬」は、世界的に認められたジオパークのなかにある
貴重な岩石地帯。
ガイドの人によると、ヨコ向きに重なった地層がタテ向きに隆起し、
地上でその「しましま」が見えることが、とても珍しいのだとか。
手作りの七つ道具で、分かりやすく解説してくれるのがうれしい。
「お客さんの中で発見があった瞬間がやりがいです」と教えてくれた。
それに「帰りはキンメ丼を食べていくといいよ」とも。
四国の右下、室戸の岬。
チャーミングな笑顔のガイドに会いに、また来てしまうかもしれない。 -
「好きになったらいかんで!」その言葉は愛に満ちていた。
漁師町のスナックは、店主とママのご夫婦で開店50周年を迎える。
「下手な歌やったら、曲を止めるき」
ちょっと毒舌なママに、叱られたくて訪れるお客さんもいるとか。
若い女性客と楽しそうに話す店主に
「好きになったらいかんきね」と釘を刺すのも忘れない。
アツアツなお二人と話しているうちに、もう一泊。
気がつくと、ふるさとが増えていました。