四万十川の自然に浸る週末旅行

  • 四万十川の自然に浸る週末旅行

朝晩の空気が秋を知らせる9月の高知。夏の名残と秋の訪れが絶妙に混ざり合うこの時期は水辺のアクティビティも楽むことができ、五感で高知の自然を体感する絶好のシーズンです。

今回は高知県西部に位置する四万十市で自然体験型宿泊施設「四万十楽舎」に泊まり、親子で四万十川中流域の大自然にどっぷり浸かった週末旅をご紹介します。

  • おすすめの寄り道スポット/道の駅ビオスおおがた

  • 詳細情報

お昼前に四万十市の東隣に位置する黒潮町に到着し、道の駅でランチを兼ねてひと休み。美しい砂浜で親しまれ、GWに開催する「Tシャツアート展」で有名な入野海岸が近く、食後は砂浜を散策しました。空と海が広がる景色は見ているだけで日常から解放された気分に。

高知の地鶏「土佐ジロー」と天日塩を使った絶品スープの「ジローラーメン」と、町内で作ったサバの干物の週末限定「サバカツ定食」にレモンをたっぷりかけて😋
海辺の食堂には黒潮町の食材が彩るメニューがいっぱいです!

道の駅内のカフェで見つけた「黒潮レモネード」とボカ(黒潮町産黒糖蜜)を潰しながら味わうレモンスカッシュ「ボカッシュ」を片手に海辺へ。町産レモンたっぷりの爽やかな味わい🍋

高知ICから車で2時間弱。途中狭い道もありましたが、目的地「四万十楽舎」に到着しました🚙
旧西土佐村立中半小学校の校舎を活用した施設で、その面影が保存された校内には、今も楽器を置いた音楽室や本の並ぶ図書室があります。元々理科室だった教室は眺望がよく、山の緑と四万十川の流れがよく見えました。
私たちの部屋はレトロな身体測定器などが設置された「保健室」。不思議な感覚でした💦

  •  カヌーツーリング

沢歩きや魚釣りなどアクティビティが充実する中、選んだのは二人乗りのタンデムカヌーで楽しむカヌーツーリング体験!漕ぎ方などを丁寧に教えてもらった後、ガイドと一緒に5kmほど川を下ります。ゆるやかな流れのコースですが、蛇行して流れが速い瀬もあり冒険心をくすぐられます🛶💦
キセキレイやカワセミなどの野鳥に出会ったり、トンボと並走したり、四万十川の流れに乗って大自然を満喫しました。

ガイドの佐川さん。「子どもから年配の方まで、誰でも遊びやすい川です。カヌーはもちろん、水遊びや生き物観察など色んな川遊びを楽しんでほしいです。山の間を川が縫う自然の景色も魅力ですよ。」

沈下橋の下もカヌーでくぐります。「四万十川の本流に沈下橋は22本架かっているんです。どれもデザインが異なるんですよ」と佐川さん。自然と調和し、地域の文化や歴史を語る橋をゆっくりと川から見上げてきました。

  •  バーベキュー

晩ごはんのバーベキューは火おこしから自分たちの仕事💪親子で力を合わせて協力し、まるで林間学校に来たような気分!
バーベキュー台や食材など必要なものは一式用意してくれているので手ぶらでOKです。

  •  朝のサイクリング

翌日は早起きしてサイクリングへ🚲🚲7つのターミナルのどこで返却してもいい「りんりんサイクル」というサービスを利用しました。(事前予約がおすすめ。子供用のレンタサイクルはありません。)

ひとまず目指すは、前日にカヌーから見上げた「岩間沈下橋」✨ 空と山々が川面に映る絶景で有名なスポットです。今回は気持ちのいい朝の空気を吸い込みながら、ゆっくりと歩いて景色を堪能しました。

途中には沈下橋と四万十川を眺めながらひと休みできる食堂など立ち寄りスポットもたくさんあります。サイクリングコースを決めたら事前にお店の営業時間などをチェックしておくことをおすすめします。

山沿いの道を進むと、田んぼ一面に広がる稲穂が風に揺れ、大きな栗が実る秋の景色が待っていました。

道の勾配はゆるやかで、大人も子供も無理なくサイクリングを楽しむ事ができます。