10月に訪れたい!高知県西部で海の魅力を体感する旅

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  • 高知県西部で海の魅力を体感する旅

高知市から車で約3時間、エメラルドグリーンの海に抱かれた大月町柏島へ。ここは、魚の種類が日本一多く、世界中のダイバーを魅了するスポットとして知られています。特に10月は、透明度が増し、海の恵みを存分に感じられる最高のシーズンです。

高知県西部に広がる壮大な自然と豊かな海の楽園で、心奪われる1泊2日の週末親子旅をご紹介します🐠🏝️

  • お魚博士と楽しむ!シュノーケリング/黒潮実感センター

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ガイドをしてくれたのは、柏島歴30年、魚を見ればその気持ちや考えがわかる「お魚博士」こと神田博士。
気さくで笑顔が素敵な博士は、実際に数々の大学で教鞭を執る魚類生態学の専門家!柏島を「島がまるごと博物館」と捉え、環境保全・環境教育・地域活性化などの活動を通じて持続可能な「里海」のモデルを作る取り組みを行っています。

シュノーケルの使い方や潜り方、今日会える生き物の生態や見分け方などのレクチャーを受けた後、ボートに乗っていざシュノーケリングスポットへ!碧い海が広がる絶景と爽やかな海風を受けて参加者の皆さんとのおしゃべりも弾み、船内に一体感が生まれていました⛵️

  • 海の中の幻想的な世界

柏島の海は、1,150種以上の魚が生息する国内最多のスポットです。10月は黒潮に乗って多くの魚が集まり、穏やかな海は透明度が抜群!まさにシュノーケリングを楽しむ絶好のシーズンです。

海底にはテーブルサンゴが群生し、イソギンチャクが優雅に揺れる中、色とりどりの魚たちが舞う景色はまさに海の楽園。フレンドリーな魚たちと一緒に泳ぎながら、光の当たり方によって変化するソラスズメダイの美しい青やキラキラ輝くキビナゴの群れを間近で観賞しました。

魚の行動の理由や性転換をする話など、興味深い魚の生態の解説は博士のガイドならでは!白化したサンゴも案内してもらい、海水温上昇の影響を実感。美しい海の世界を楽しむだけでなく、海の現実を知る貴重な体験ができました。

休憩時間はボートの上から華麗にジャンプ!

帰り道はイルカがいるポイントへ。
遊ぼう!と言わんばかりにボートに並走して泳ぐイルカたち🐬

  • おすすめの寄り道スポット/道の駅 大月

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次々と目移りしてしまうほど活きのいいお魚や野菜がずらりと並ぶ道の駅。フリースペースがあり、いろいろなお刺身を買ってすぐに堪能しました🐟
食後は、大月町のブランド豚「力豚」の豚まんと、名物スイーツ「苺氷り」を親子でシェア😋フレッシュな苺を閉じ込めた氷を薄く削った「苺氷り」は、ふわっとした口溶けと自然な甘酸っぱさで絶品でした🍧
自然の中にあるホテルで、バルコニーからは複雑な海岸線と海が織りなす絶景を楽しめます。大浴場もあり、日常を忘れて癒しの時間を満喫♨︎
夕食はキハダマグロやブリのお刺身など、新鮮な海の幸をたっぷり味わい、高知に来たことを改めて実感😋朝食でもお魚をしっかりいただきました。
洗濯機と乾燥機もあり、海のレジャーを楽しんだ後は本当にありがたい宿でした。
  • 子供と一緒に学ぶ海の世界/高知県立足摺海洋館 SATOUMI

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2日目は大月町の隣、土佐清水市の竜串エリアにあるSATOUMIへ。ここは、あらゆる生命が海とつながり、共に生きていることを楽しく学べる水族館です。前日に海の中の世界を体感した後だったので、子供も理解が深まっているようでした☺️ 入館料の一部が竜串のサンゴを守る活動に寄付されており、思いがけず環境保全の一助ができたことを知った子供はとても嬉しそうでした。

豊かな生態系が築かれている「足摺の原生林」の展示。
地元の小学生が発見し生息が明らかになったというトサシミズサンショウウオ。

絶滅したとされるニホンカワウソと見た目がほぼ同じというユーラシアカワウソの展示に、自然の大切さを改めて感じました。

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大迫力の「竜串湾大水槽」。多彩なサンゴと魚が竜串の海の多様性を伝えてくれます。

ウミガメが竜串の海の上を飛んでいるように見えるフォトスポット。遠くには竜串湾のシンボル、中四国唯一の海中展望塔「足摺海底館」が見えます🐢

館内にあるカフェのお子様BOX(ジュース付き🧃)
窓の外には竜串の海が広がる気持ちのいい空間です。 

最後に訪れたのは、壮大な奇岩奇勝の竜串海岸。ガイドアプリを使うと、奇岩の名前や見どころを確認しながら散策でき、解説を読んでこの地の魅力をより深く楽しむことができます。1700万年前の海底に生きた生物の化石や、大地の変動を物語るユニークな地層、風化と侵食が生み出した美しい模様。悠久の年月をかけて自然が作り出した造形美は驚きと感動の連続!


海辺の町でリラックスして過ごした2日間。ただ自然の美しさに浸るだけでなく、心躍るアクティビティを通じて環境保全の重要性を肌で感じる貴重な時間となりました。子供の心にも「海を守る」という大切な意識が芽生えたと思います。