孫と遊ぼう!列車で巡るスタンプラリー旅<高知県東部編>

小学3年生の息子、70代の母、そして私の三世代で楽しむ特別な1泊2日の旅。 
やなせたかし先生の関連スポットを巡る「高知スタンプラリー」に挑戦しました! 
天気はスッキリしない日でしたが、心は晴れやかに高知駅からスタート🚉 
日本最後のローカル線「土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線」に乗り、高知県東部の豊かな自然と食、文化を満喫しました🚞🎵 
美しい景色と個性的な観光地がたくさんあり、ひとつひとつが心にのこる体験に😊✨

  • 「やなせたかしゆかりの地 高知スタンプラリー」とは

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連続テレビ小説「あんぱん」の主人公の夫のモデル、高知県出身のやなせたかし先生の関連スポットや観光地を巡る、現在開催中のデジタルスタンプラリー! スタンプを集めながら高知観光を満喫できる、今だけの旅ツールです。ミッションをクリアしながら旅行することで、より楽しく高知らしいスポットをたくさん訪れました🎵 旅の最後には、集めたスタンプの数に応じて、高知県産品が当たる抽選に応募することができます🎁✨ (令和7年9月30日まで)
 
最初に、高知駅の南側にある総合観光案内所「こうち旅広場」で情報収集。高知県東部を紹介するコーナーで、パンフレットを見ながら息子とおばあちゃんが行き先を話し合っています。「高知スタンプラリー」のパンフレットをもらい、アプリをダウンロードして準備は万端!さあ、冒険に出かけましょう🚞✨
アプリを起動し、スタンプカードを開いて、息子が嬉しそうに「高知駅」スタンプをゲット👦 おばあちゃんも掲載されている高知駅の解説を興味深そうに読み、二人とも楽しそうです!
「こうち旅広場」には、高知県を7つのエリアに分け、地域の旬の観光情報や見どころを紹介するコーナーがあります。目的に応じたパンフレットを無料で入手できますので、高知に到着したらまず訪れると良いでしょう!
  • 「ごめん えきお君」がお出迎え/後免駅

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©やなせたかし
高知駅からJR土讃線に乗り、南国市の後免駅に到着しました。ここは土佐くろしお鉄道ごめん・はなり線の始発駅です。ホームには、やなせたかし先生直筆の歌碑があり、先生が描いたキャラクターがお出迎えしてくれます。ここで2つ目のスタンプをゲットしました!
  • 全駅のキャラクターが勢ぞろい/あかおか駅

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©やなせたかし
©やなせスタジオ
海洋堂スペースファクトリーから後免駅に戻り、ごめん・なはり線に乗り換えて再び出発!このユニークな路線では、各駅にやなせたかし先生が描いたキャラクターが1体ずついるんです。

最初に降りたのは、幕末に赤岡町で暮らしていた絵師 絵金がモデルとなった「あかおか えきんさん」がお出迎えしてくれる、あかおか駅です。全21駅のキャラクターと町のマスコットがずらりと並んだ広場があり、息子も大喜びでした👦。ここでもスタンプをゲット🎵

あかおか駅から徒歩約10分。今年開館20周年を迎えた絵金蔵に行ってきました。

絵師 金蔵は、土佐藩家老 桐間家の御用絵師から訳あって城下追放となり、その後赤岡町で町絵師「絵金」として親しまれました。絵金が残した数多くの芝居絵屏風は、ここ絵金蔵で保存されています。毎年夏の夜に開かれる「絵金祭り」では、芝居絵屏風23点が商店街の各所蔵家の軒先で公開されています。

芝居絵屏風には「血赤」と呼ばれる赤色が使われ、おどろおどろしくドラマティックな場面が描かれています。怖いイメージを持っていましたが、提灯を持っ神祭の様子を疑似体験したり、覗き穴から覗いてオリジナルを鑑賞したり、絵金の遊び心にも通じる展示でおばあちゃんも息子も楽しく鑑賞しました。

入館すると、まず絵金の人生と彼が大衆の心を掴んだ魅力を解説する動画を鑑賞します。おかげで、絵に潜むユーモアや独特の構図を理解し、展示をより堪能することができました。
「絵金のことを知っていただき、その上で楽しんでいただきたいという思いでお客様をお迎えしています。昔のものですが、最近のマンガに通じる内容が絵の中にあります。古いけれど新しいところが絵金の魅力だと思います。」と、質問にも気さくに答えてくれた絵金蔵職員の藤松さん、ありがとうございました!
絵金蔵を鑑賞した後は、「あかおカルタでまち歩き」を体験!絵金蔵でカルタと町歩きマップが入ったカバン「町歩きセット」を受け取り、いざ出発👵👦 町には昔ながらの建物が残り、懐かしい風景が広がっていました。細い路地を通ったり、酒蔵を訪れたり、カルタに書かれた解説を読みながらのんびりとお散歩しました🍀
土蔵造りの漆喰壁に瓦を一列に並べた水切りをつけた「水切り瓦」。風情のある建物でした。
横丁にあるレトロな雑貨屋「おっこう屋」。商品はすべて町の蔵に眠っていたものだそうです!
  • 美景に癒される優雅な宿/メルキュール高知土佐リゾート&スパ

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© 2025Mercure Kochi Tosa Resort & Spa
ごめん・なはり線の西分駅で下車し、タクシーで今日の宿「メルキュール高知土佐リゾート&スパ」に到着しました。太平洋を見渡せる開放感あふれるリゾートホテルで、オーシャンビューの部屋からは広がる海と緑、その中を列車が駆け抜ける素敵な景色を楽しむことができます。

予約した「1泊2食オールインクルーシブプラン」は、朝夕の食事に温泉、ドリンクやお菓子のあるラウンジを自由に利用できる快適なプランです。朝夕ともに最上階にある景色のいいレストランで、種類豊富なビュッフェを楽しみました。和洋中はもちろんエスニック料理もあり、夜は鰹のタタキを巻いた「土佐巻」・しらすのちらし寿司・柚子の湯豆腐、朝はどろめ汁・茄子のタタキ・あおさ海苔餡玉子焼きなど、高知ならではのお料理がずらり。果物やスイーツ、ドリンクも豊富で、三人三様で堪能しました。

大浴場にはサウナと自家源泉の露天風呂があり、広々とした空間でゆったりと旅の疲れを癒しました。お風呂上がりには甘酒が用意された温泉ラウンジでひと休み☺️


 
ラウンジには、高知県にある19の酒蔵の中から厳選した12種類の地酒があり、自由に飲み比べができます。ソフトドリンクやアルコール類、芋けんぴやミレービスケットなどの土佐ならではの菓子も用意されており、今日の出来事を話しながら優雅なひとときを過ごしました🍷
浴衣やスリッパなど、子供用のアメニティも充実しています。ビュッフェには自分で綿あめやソフトクリームを作るマシンもあって大喜び!洗練された空間に少し緊張するかと思いましたが、スタッフの皆さんが優しく接してくれたおかげで、息子も束の間のホテルライフを満喫していました👦
  • ごめん・なはり線の終着駅/奈半利駅

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©やなせたかし
翌日は再びごめん・なはり線に乗り、終着駅の奈半利駅へ。あいにくの天気でしたが、晴れていれば海沿いを走る車窓から太平洋の雄大な景色を満喫することができます。スタンプをゲットしてからバスに乗り換え、「モネの庭」に向かいます🚌✨
駅にある物産店「無花果」では、地元の野菜やお酒、スイーツなどがずらり!
©やなせたかし/やなせスタジオ
バス乗り場で「きたがわモネさん」を発見🙌
  • モネの絵の世界へ/北川村「モネの庭」マルモッタン

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モネが愛したフランス・ジヴェルニーの庭をモデルにした「モネの庭」にやってきました。この日は春のオープニングイベント「チューリップ, チューリップ」が開催されており、モネの代表作「睡蓮」の色合いを表現した約2万3千本のチューリップが彩る花畑を気持ちよく散策しました。

✏️ <前期>早咲きチューリップの丘は令和7年3月20日まで、<後期>『花の庭』季咲きチューリップは令和7年3月21日から令和7年4月13日まで、春本番を迎えた庭園で咲き誇る花々と2万本のチューリップの華やかな共演が楽しめます。

モネの庭もスタンプラリーのスポットのひとつ。散策に夢中でしたが、ふと思い出してスタンプを無事にゲットしました💮
地中海の光と色彩をモチーフにした「ボルディゲラの庭」にある「リヴィエラの小屋カフェ」で休憩。テラスに座ると、ヤシやオリーブの間から太平洋を望むことができました。👦 ミレービスケットを添えたゆずソフトクリーム、👩 高知生姜たっぷりのホットジンジャー、👵 モネの「青いスイレン」ならぬ一番人気の青いハーブティーをそれぞれ美味しくいただきました。
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まだまだスタンプを集めに行きたいところですが、今回の旅はここまで。
スタンプラリーは今年9月末まで続くので、また高知を訪れたいと思います🚞✨