日常を忘れて五感を解放!奥四万十マインドフルネスの旅

高知県の豊かな自然が育む「奥四万十」へ、心と体をリフレッシュする旅に出てみませんか?清らかな四万十川の流れに耳を傾け、歴史あるお寺で静かに自分と向き合い、日常から解き放たれ、五感が研ぎ澄まされる。そんな特別な1泊2日の旅を体験してきました。

  • 心に染みる田舎料理/道の駅四万十とおわ

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旅のはじまりは、「道の駅四万十川とおわ」で昼食。

眼下に広がる雄大な四万十川の景色を眺めながら、旬の食材をふんだんに使った「とおわ四季の里ご膳『夏』」をいただきました。四万十鶏の塩麹焼きや四万十緑茶うどんなど、地元の味がぎゅっと詰まった料理は、目に映る景色とともに体にやさしく染み渡りました。

  • 絶景ジップラインで心も体もリフレッシュ!/四万十川ジップライン

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食後は、早速旅のハイライトのひとつ、四万十川の絶景を空中から見渡すジップラインに挑戦!最初にレクチャーをしっかり受けるので、初めての方でも安心して楽しめます☺️

空中を滑空するスピードは想像を超え、風を切る感覚が最高に爽快✨ 最初は少し怖かったものの、あっという間に景色と一体となり解放感に包まれました。日頃のストレスも、この絶景と風の中に溶けていくようです・・

  • 杜氏の想いに触れる酒蔵見学/文本酒造

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次に向かったのは、1903年創業の窪川最後の酒蔵、文本酒造。3年前に事業承継され、茨城県出身の杜氏・石川さんが新たな酒造りに挑戦し続けています。伝統的な酒蔵の歴史を感じさせながらも、日本の伝統文化を現代にアレンジし、世界へ発信する新しい息吹が満ちています。

酒蔵見学では、杜氏の石川さんご自身が、酒造りの工程を丁寧に説明してくださいました。実際に機械を動かして実演してくれるため、普段見ることのできない酒造りの一端を目の当たりにでき、その面白さがひしひしと伝わってきます。「ここで味が決まる」「香りが大切」と、各工程をとても大切にする杜氏の言葉からは、「どんなお酒をつくろうか」と常に考え抜く真摯な姿勢が窺え、私も引き込まれてしまいました。地元のお米を使い、四万十川の恵みに満ちたテロワールが楽しめる、素直な酒造りへのこだわりを感じます。

酒蔵を見学した後は、酒蔵母屋の佇まいを活かした角打ち・カフェバーへ。蔵の日本酒を様々な飲み方で楽しめるだけでなく、お食事メニューとのペアリング、スイーツやソフトドリンクも楽しめます。
ここでは試飲をはじめ、酒造りに使われている酒米の試食など特別な体験ができます。
自分だけの酒ラベル作り。
体験しながら、パウチ入りのお酒は空気に触れないように保存できたり、凍らせてアウトドアに持って行ける!など、石川さんから豆知識も教えていただきました。さらに、相談に乗っていただきながら
個性豊かなラインナップの中からお土産を選ぶのも楽しい時間でした。
  • 高知らしいマインドフルネス体験/第三十七番札所 岩本寺

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1日目の締めくくりは、四万十町にある四国八十八ヶ所霊場第三十七番札所、岩本寺へ。本堂の天井を彩る575枚もの絵画や、境内いっぱいに広がる世界で活躍するアーティスト「SHETA」のポップアートは、まさに「日本一アートなお寺」と称される所以です。

「宿坊」と聞いて、もっとストイックな雰囲気を想像していましたが、実際はビジネスホテルのように気軽で快適に過ごせることに驚きました。特に、SHETAさんのイラストが描かれたユニークなお部屋は、お寺の厳かな雰囲気とのギャップが魅力的。窓のすぐ外には線路が通っていて、時折電車が走っていく光景は、ここ岩本寺ならではの面白い体験でした。

  •  早朝の勤行

翌朝は岩本寺の修行をフルコースで体験。希望者には携帯電話を預けるデジタルデトックスのサービスもあり、自分と深く向き合う特別な時間を持つことができます。

まだ薄暗い5:50、本堂に集合して朝のお勤めに参加。お経が響く本堂で自分自身と向き合い、読経し、町や寺の歴史に耳を傾け、頭も心もクリアになるようなひとときでした。

お勤めの後にいただいた朝食は、精進料理かと思いきや、四万十川の恵みを感じるボリュームたっぷりの食事で、大満足でした。

  •  「護摩焚き」体験

続いては作務衣に着替え、火の力で心を清め新たな一歩を踏み出す「護摩焚き」をしました。
間近で燃え盛る炎の熱を肌で感じ、大きくなったり小さくなったりする炎を見つめていると、心が次第に落ち着いていくようでした。願い事を書いた木札を火にくべ、合掌する経験はまさに唯一無二。

40分ほどひたすら火を見ていたのですが、あっという間に時間が過ぎ、日常の雑念がすっかりと洗い流されたようでした。

  •  四万十川で五感を研ぎ澄ます「水中坐禅」

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いよいよ旅のハイライト、四万十川での水中坐禅へ。

この体験では、川の流れが穏やかな場所で坐禅を行います。この日はちょうど良い水温で、ひんやりと心地よい川の水に足をつけ、そっと目を閉じると、いつも以上に五感が研ぎ澄まされるのを感じました。

鳥のさえずりや遠くを走る車の音、そして清らかな水の音が、まるで耳元で響くかのように鮮明に聴こえてきます。特に印象的だったのは、足首で感じるのとは異なる、腰にあたる水流の感覚でした。時折、水流がゆらゆらと体を揺らすと、まるで自分が四万十川の流れと一体になったかのよう。全ての感覚が自然へと繋がり、日常の雑念が洗い流されていくような、深く澄み渡る時間でした。

坐禅を終えた後は、心身ともに深くリフレッシュでき、内側から新しい活力がみなぎるのを感じました。

  • 最後の癒し、カフェでくつろぎのひととき

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岩本寺での修行を終えた後は、趣のある「古民家カフェ 半平」へ。
築100年の歴史を感じさせる古民家は、大きな窓から光が差し込み、美しい庭の緑を眺めながらゆったりと過ごせる、心安らぐ空間です。

ここでは、地元の和菓子の老舗「松鶴堂」さんの季節の和菓子と、カフェの名物「こんまいパフェ」をいただきました。この日の和菓子は、秋の訪れを感じさせる「桔梗(ききょう)もち」。上品で優しい甘さが口の中に広がり、あたたかいお抹茶と一緒に味わうと、心までほっと温まるのを感じました。

そして、その名とは裏腹に、食べ応えたっぷりの「こんまいパフェ」!「こんまい」とは土佐弁で「小さい」という意味ですが、その名とは裏腹に、抹茶ソフトクリームがドドンと鎮座する食べ応えたっぷりの大満足パフェでした!手作り餡と、もちもちの白玉が添えられた和風パフェは、抹茶のほろ苦さと餡の優しい甘さが絶妙なバランス。四万十の美しい自然を感じながらいただく甘味は、旅の疲れを癒し、心ゆくまで満たされる最高の締めくくりとなりました。

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今回の奥四万十マインドフルネスの旅は、日々の忙しさに追われている方にこそ、ぜひ体験していただきたい特別な旅だと思います。

自然と伝統に触れ、護摩焚きや水中坐禅といった貴重な体験を通して、自分自身と深く向き合う時間を持つことができました。日々の忙しさから少し離れ、心と体を深く癒すことで、心が軽くなり、活力が湧いて来るように感じました。
高知の自然に包まれて心身をリフレッシュしたい方には、ぜひこの奥四万十の地を訪れてみてください。