あんぱん調査隊vol.17
土佐弁と幡多弁の境界線はどこ?道の駅で徹底調査!

2025-09-12

★目次
1.調査開始!まず向かったのは…
2.さらに西へ!
3.ここが土佐弁と幡多弁の境界線だ!
あんぱん調査隊では、連続テレビ小説「あんぱん」で飛び交う土佐弁の魅力に迫るべく、様々な角度から調査を行ってきました。
土佐弁講座第一弾はこちら →https://doppuri.kochi-tabi.jp/yanase/anpan.html?id=23
土佐弁講座第二弾はこちら →https://doppuri.kochi-tabi.jp/yanase/anpan.html?id=30
土佐弁講座第三弾はこちら →https://doppuri.kochi-tabi.jp/yanase/anpan.html?id=37
今回の調査対象は前回と同じく「幡多弁」。
高知県西部で話される方言ですが、実際にはどのエリアから幡多弁を聞くことができるのか…?
土佐弁と幡多弁の境界線を明らかにすべく、現地で調査を行ってきました!
今回調査を行ったのは、各市町村にある「道の駅」。
幡多エリア出身のS調査隊員とともに向かいます!
1.調査開始!まず向かったのは…
まず向かったのは、高知県西部の入口・須崎(すさき)市にある「道の駅かわうその里すさき」。
店内には須崎市のマスコットキャラクター・しんじょう君の商品やグッズがずらり!
漁師町らしいかつおの藁焼きタタキの実演もあり、出来立てをいただくことができました♪
しかし、店員さんの口調は土佐弁。
土佐弁と幡多弁はイントネーションやアクセントが違うので、すぐに聞き分けることができます。
どうやら須崎市はまだまだ土佐弁エリアのよう。
はたして次の道の駅では幡多弁を聞くことができるのか!?
2.さらに西へ!
やってきたのは中土佐(なかとさ)町にある「道の駅なかとさ」。
こちらもカツオの町として知られており、「かつおメンチ」と「かつおコロッケ」をいただきました!
店内にはいけすがあり、新鮮な海産物を買うことができます。
キッズスペースがあるのも嬉しいですね!
冷蔵コーナーには、特産品のいちごを使ったスイーツも。
「あんぱん」にちなんだお土産も発見しました!
おいしそうなものばかりで目移りしてしまいますが、やはりここでも聞こえる会話は土佐弁。
さらに西を目指すことに。
続いてはお隣の四万十町へ。「道の駅あぐり窪川」で調査を開始!
特産米の「仁井田米(にいだまい)」や、「四万十ポーク」が名物の四万十町。
やなせたかしさんが愛した高知の生姜の名産地でもあります。
「あんぱん」コーナーも充実!
こちらの道の駅では手作りのアイスクリームを頂きました♪
四万十町のグルメを堪能しましたが、ここでも聞こえてくるのは土佐弁。
現時点で高知市から50㎞あまり西に移動しましたが、幡多弁を聞くのはまだまだ先のようです。
3.ここが土佐弁と幡多弁の境界線だ!
「そろそろ幡多弁が聞きたい…!」と思いながら向かったのは、黒潮町の「道の駅なぶら土佐佐賀」。
なんと、入り口の自動ドアに「開いちょうで」の文字が…!
ついに幡多弁を聞くことができるのでは…?これは期待できそうです!
黒潮町の佐賀地区もカツオ漁が盛んなため、フードコートにはカツオのメニューがずらり!
三種丼は肉厚のタタキ、カツオフライ、カツオそぼろが乗った贅沢な一品。
一度にいろんなカツオの味を楽しむことができました。
ところで肝心の幡多弁ですが、店員さんは少し土佐弁とはイントネーションが違うように感じるものの、はっきりとした幡多弁は聞き取れず…。
思い切って、インフォメーションスタッフの方に直接聞いてみると、「〜けん」、「〜しちょう」といった幡多弁独特の語尾は、佐賀地区ではあまり使わないのだそう。語尾は「~き」、「~しゆう」という土佐弁を使うと教えてくださいました。(このスタッフの方は生まれも育ちも黒潮町佐賀だそう。)
同じ黒潮町でも、となりの大方(おおがた)地区になるとさらに濃い幡多弁が聞けるのだとか…!
有力情報を得た調査隊は、大方地区の道の駅を目指すことに。
辿りついたのは「道の駅ビオスおおがた」。
美しい海岸で知られ、「砂浜美術館」には毎年多くの人が訪れるこちらで、インフォメーションスタッフの方にお話を伺うと、このエリアの方は皆さん完璧な幡多弁で、「〜けん」、「〜しちょう」の幡多弁語尾も使うとの返答が!
高知市から西へ向かうこと90㎞あまり。やっと幡多弁に出会うことができました!
というわけで、今回の調査では「土佐弁と幡多弁の境界線は黒潮町内にある」ということがわかりました。
高知県西部に出かける際は、ぜひ幡多弁に耳をすませてみてくださいね!
それでは、次回の記事もお楽しみに。ほいたらね!