令和7年度特別展「蛇紋岩と謎に包まれた黒瀬川帯」

【開催予定】 期間:令和7年5月24日(土)~令和8年5月10日(日) 開館時間:9:00~17:00(入場は16:30まで) 休館日:月曜日(祝日と重なる場合はその翌日)、年末年始(12月29日~1月3日)

黒瀬川帯は、東西に約1,000kmも伸びる細長い地層帯で、南北を秩父帯に挟まれています。秩父帯が主にジュラ紀の地層からなるのに対し、黒瀬川帯は古くはオルドビス紀(約4.9~4.4億年前)にまでさかのぼるより古い時代の岩石を含み、よく蛇紋岩に挟まれるように分布しています。 四国では戦前から周囲と異なる岩石の存在が知られ、1940年代にはシルル紀(約4.3億年前)のサンゴ化石が発見されました。その後の調査で、黒瀬川帯が関東から九州にまで伸びていることが明らかになりました。  なぜこのように古い時代の岩石が、このような分布をしているのでしょうか?日本列島形成の謎にも迫る特別展です。