歴史と自然をめぐる 〜桂浜散策ガイド〜
- 牧野博士とも縁深い
- 景勝地・桂浜を散策
古くから月の名所としても知られ、高知県の民謡「よさこい節」でも歌われる高知を代表する景勝地・桂浜。どこまでも広がる雄大な太平洋や坂本龍馬像など見どころも多く、週末や連休時には多くの観光客でにぎわっています。
高知に来たら一度は行きたい桂浜。
桂浜には海辺の植物が多く生育しており、高知県出身の世界的植物分類学者、牧野富太郎博士も植物採集に訪れたと伝えられています。
この「桂浜散策コース」は、牧野博士ゆかりの植物に触れながら、桂浜の見どころを巡る、浜辺を中心とした約60分のコース。
案内してくれるのは、創立から30年以上の歴史を持つ「NPO法人 土佐観光ガイドボランティア協会」のガイドさん。100人以上のガイドさんが所属する同会は、協会内で研修や勉強会などを行い、個人・団体問わず“おもてなしの心”を大切にしたガイドで定評があります。
南国土佐の“空”と“海”を象徴する青い制服を纏い、ご案内。
重厚な松林の中で佇む浦戸砲台跡や、高知県出身の作家・田中桃葉や同じく歌人・吉井勇の記念碑を、ガイドさんによるエピソードなどを交えながら見学した後、松林を抜け青空と海が眼前に広がる丘の上に建つ人気スポットの坂本龍馬像へ。記念撮影をしたり、像についての話を聞いたりしたら、砂浜に下ります。
太平洋を見つめる坂本龍馬像。
潮風が心地よい白浜沿いには、牧野博士が命名した白い花を咲かせるノジギク、泡立つ波のような青紫色の花びらが特徴のコバノタツナミが見られます。
トベラが生育しているところでは、ガイドさんが「葉っぱに光沢があって力強さが感じられるトベラは、潮風や乾燥に強く、桂浜のような海岸沿いでよく見られる木なんですよ」と、それぞれの草花や木々についての話も聞かせてくれます。
砂浜沿いの至るところで見られるトベラ。
牧野博士がユキミギクという別名を提唱したとも言われるタイキンギクやツワブキ、アゼトウナなど季節の花々の他、室戸岬や足摺岬でも見られる太い気根の印象的な亜熱帯植物アコウなど、実に多彩な植物が見られます。低い場所にあるものも多く写真撮影も比較的容易です。
遊歩道を進み、桂浜南端にある岬を階段で上がった先にある龍王岬は、展望台からパノラマ状に広がる太平洋と桂浜が眺められる絶好のビュースポットとして人気です。岩に打ち付けられる波や水平線の海を航海する船舶の姿など、また違った桂浜が感じられるはず。
龍王岬から見る砂浜や海はこれまでと違った印象。
こちらには海を司り、海上安全の神様として信仰されている大海津見神を祀る海津見神社があり、おみくじや御朱印を有料でいただくことができます。
御朱印ファンはもちろん、桂浜の思い出として購入する人も多いそう。
「桂浜散策コース」はここで折り返し、スタートの桂浜観光案内所に戻る、約1.2km、60分ほどのコースとなります。
もうひとつの「桂浜探検コース」では、龍王岬を降りて近くの階段を上がることで、高知灯台や椿の小径へと進む、約2km、90分ほどの内容です。龍王岬や高知灯台へと続く階段が若干急なので、遊歩道で一度休憩するのがベストかも。もちろん、ガイドさんはこちらのペースを大切にしてくれるので、「休憩したいな」「写真撮りたいな」と思った時は気兼ねなく伝えても大丈夫。
鮮やかなヤブツバキ。
ウツギは高知灯台の近くなどで見かけることができます。
高知灯台の敷地は2023年に整備され、空と海が見える新たな絶景ポイントとして注目を集める展望台をはじめ、ベンチや地元の人たちによる鉢植えの花々があり、休憩にもぴったり。椿の木陰が雰囲気ある小径を下って「桂浜探検コース」は終了です。
散策&探検コースともに、アップダウンがあるので歩きやすい靴、動きやすい服装がオススメです。また道中で喉を潤すドリンク、タオルなどもあるといいでしょう。
解散後は、2023年にグランドオープンした桂浜公園内の「桂浜 海のテラス」で、カツオや地元食材を使った料理を味わったり、高知&桂浜らしいお土産を買ったりするのも楽しいはず。
多彩な飲食店やおみやげ物屋が軒を連ねる桂浜 海のテラス。
周辺には坂本龍馬に関する貴重な資料を展示する「高知県立 坂本龍馬記念館」や、戦国時代に土佐を平定し、近年はゲームなどに登場してファンも多い武将・長宗我部元親の銅像が設置された「長宗我部元親初陣の像」があり、歴史好きのみならず訪ねておきたいスポットがあります。
戦国武将、長宗我部元親初陣の像。
「NPO法人 土佐観光ガイドボランティア協会」は桂浜以外にも、高知城や日曜市、坂本龍馬、長宗我部元親に縁ある場所を案内するガイドも行っており、高知市内観光をより楽しく充実させてくれることでしょう。
■詳細はこちら
https://doppuri.kochi-tabi.jp/guide/guide_kochi.html
2024年3月現在の情報です
高知に来たら一度は行きたい桂浜。
桂浜には海辺の植物が多く生育しており、高知県出身の世界的植物分類学者、牧野富太郎博士も植物採集に訪れたと伝えられています。
この「桂浜散策コース」は、牧野博士ゆかりの植物に触れながら、桂浜の見どころを巡る、浜辺を中心とした約60分のコース。
案内してくれるのは、創立から30年以上の歴史を持つ「NPO法人 土佐観光ガイドボランティア協会」のガイドさん。100人以上のガイドさんが所属する同会は、協会内で研修や勉強会などを行い、個人・団体問わず“おもてなしの心”を大切にしたガイドで定評があります。
南国土佐の“空”と“海”を象徴する青い制服を纏い、ご案内。
重厚な松林の中で佇む浦戸砲台跡や、高知県出身の作家・田中桃葉や同じく歌人・吉井勇の記念碑を、ガイドさんによるエピソードなどを交えながら見学した後、松林を抜け青空と海が眼前に広がる丘の上に建つ人気スポットの坂本龍馬像へ。記念撮影をしたり、像についての話を聞いたりしたら、砂浜に下ります。
太平洋を見つめる坂本龍馬像。
潮風が心地よい白浜沿いには、牧野博士が命名した白い花を咲かせるノジギク、泡立つ波のような青紫色の花びらが特徴のコバノタツナミが見られます。
トベラが生育しているところでは、ガイドさんが「葉っぱに光沢があって力強さが感じられるトベラは、潮風や乾燥に強く、桂浜のような海岸沿いでよく見られる木なんですよ」と、それぞれの草花や木々についての話も聞かせてくれます。
砂浜沿いの至るところで見られるトベラ。
牧野博士がユキミギクという別名を提唱したとも言われるタイキンギクやツワブキ、アゼトウナなど季節の花々の他、室戸岬や足摺岬でも見られる太い気根の印象的な亜熱帯植物アコウなど、実に多彩な植物が見られます。低い場所にあるものも多く写真撮影も比較的容易です。
遊歩道を進み、桂浜南端にある岬を階段で上がった先にある龍王岬は、展望台からパノラマ状に広がる太平洋と桂浜が眺められる絶好のビュースポットとして人気です。岩に打ち付けられる波や水平線の海を航海する船舶の姿など、また違った桂浜が感じられるはず。
龍王岬から見る砂浜や海はこれまでと違った印象。
こちらには海を司り、海上安全の神様として信仰されている大海津見神を祀る海津見神社があり、おみくじや御朱印を有料でいただくことができます。
御朱印ファンはもちろん、桂浜の思い出として購入する人も多いそう。
「桂浜散策コース」はここで折り返し、スタートの桂浜観光案内所に戻る、約1.2km、60分ほどのコースとなります。
もうひとつの「桂浜探検コース」では、龍王岬を降りて近くの階段を上がることで、高知灯台や椿の小径へと進む、約2km、90分ほどの内容です。龍王岬や高知灯台へと続く階段が若干急なので、遊歩道で一度休憩するのがベストかも。もちろん、ガイドさんはこちらのペースを大切にしてくれるので、「休憩したいな」「写真撮りたいな」と思った時は気兼ねなく伝えても大丈夫。
鮮やかなヤブツバキ。
ウツギは高知灯台の近くなどで見かけることができます。
高知灯台の敷地は2023年に整備され、空と海が見える新たな絶景ポイントとして注目を集める展望台をはじめ、ベンチや地元の人たちによる鉢植えの花々があり、休憩にもぴったり。椿の木陰が雰囲気ある小径を下って「桂浜探検コース」は終了です。
散策&探検コースともに、アップダウンがあるので歩きやすい靴、動きやすい服装がオススメです。また道中で喉を潤すドリンク、タオルなどもあるといいでしょう。
解散後は、2023年にグランドオープンした桂浜公園内の「桂浜 海のテラス」で、カツオや地元食材を使った料理を味わったり、高知&桂浜らしいお土産を買ったりするのも楽しいはず。
多彩な飲食店やおみやげ物屋が軒を連ねる桂浜 海のテラス。
周辺には坂本龍馬に関する貴重な資料を展示する「高知県立 坂本龍馬記念館」や、戦国時代に土佐を平定し、近年はゲームなどに登場してファンも多い武将・長宗我部元親の銅像が設置された「長宗我部元親初陣の像」があり、歴史好きのみならず訪ねておきたいスポットがあります。
戦国武将、長宗我部元親初陣の像。
「NPO法人 土佐観光ガイドボランティア協会」は桂浜以外にも、高知城や日曜市、坂本龍馬、長宗我部元親に縁ある場所を案内するガイドも行っており、高知市内観光をより楽しく充実させてくれることでしょう。
■詳細はこちら
https://doppuri.kochi-tabi.jp/guide/guide_kochi.html
2024年3月現在の情報です